個別の情報を電波で読み取るシステム、RFID(ICタグ)がファッション業界でも注目されている。3月中旬には日本アパレル・ファッション産業協会(JAFIC)が都内で展示会を開催。これまで強調されてきた棚卸しや入出荷、レジ業務など業務効率の改善だけでなく、店舗MDの精度と来店客満足の向上を期待できるツールとして出展者がアピールした。
会場で注目されたのは、日鉄住金物産が代理店となる米タイコの3Dカメラを使った来店カウンターと、米インピンジのUHF帯ICタグシステム「エックス・アレイ」。
タイコの来店カウンターは、来店客の性別や身長なども判別してカウントする。あるグローバルSPA(製造小売業)企業ではレジ上に設置。レジの応援指示に使っているという。同社の統合データプラットフォームを使えば、エックス・アレイとも連携可能。リーダーライターとアンテナ一体の機器を天井に設置すれば、ICタグの動きを常時モニタリングする。棚卸し業務は不要になり、万引き対策にもなる。
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