欧州のブランドの15~16年秋冬向けレディスシューズは、昨シーズンから続くメンズライクシューズの流れが根強く残る一方、官能的なフェミニンムードを新たに広げた。ポインテッドトウのトレンドも継続。注目の変化はショートブーツの丈にバリエーションが出てきたことだ。(須田渉美)
新鮮なのは、足首をきゅっと締めてセンシュアルに見せるデザイン。バレリーナをテーマにした「ジミー・チュウ」は、ストレッチ性の高いレザーや直線のカットラインにレースアップ装飾を合わせ、強くてセクシーな女性像を表現した。
ビクトリアン風の編み上げブーツは複数のブランドに見られ、「ジャンビト・ロッシ」は、そぎ落とした作りで品の良さを際立たせる。キレのあるポインテッドトウと足首のホールドラインのバランスも美しい。
一方、甲を引き立てるデザインも。パンプスではストラップスタイルが多く、「ヌメロ・ヴェントゥーノ」はシンプルなローヒールにアーチ型のリボンを配し、大人のフェミニティーを引き出した。
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