中国発ファッションECのシーインは、フォーエバー21などを運営するスパークグループホールディングス(スパークグループ)との戦略的パートナーシップを締結した。シーインは「当社はこれまで、カスタマーサービスを提供するECサイトのパイオニアとしてユーザーのニーズに応えてきた。シーインとスパークグループが提携することで、小売りとブランドに関する幅広い専門知識をもたらすことになる。商品イノベーションを加速し、新たなビジネス戦略を模索し、顧客体験を向上させ、市場での存在感を高める」としている。
(北川民夫)
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シーインはスパークグループにおいて、オーセンティック・ブランズ・グループ及びサイモン・プロパティー・グループを含む合弁事業のうち約3分の1の株式を取得し、スパークグループはシーインの少数株主となる。
スパークグループは、アパレルブランド「フォーエバー21」や「エアロポステール」など、グローバルなファッションブランドによる幅広いポートフォリオを保有し、世界65以上の国と地域で販売する大手小売業。一方、シーインはウェブサイトやアプリを活用して、150カ国・地域(23年3月点)に販売し、世界的なECの基盤を持っている。
今回の提携によって、シーインはECにおける専門知識とグローバルな販売網をスパークグループに提供することで「スパークグループのブランドをさらに成長させるプラットフォームの拡大に寄与する」(シーイン)としている。
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