群馬県桐生市の「エスティーカンパニー」(運営エスティーカンパニー)は、18年3月にリニューアルオープンした3階建ての店舗の2階を「stカフェ」として運営している。手料理にこだわったメニューは、顧客満足にとどまらず、エスティーカンパニーの魅力を広げる柱の一つになっている。
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生地から手作り
「顧客が滞在する時間は長いですし、店内で一息つける空間は大事な要素です」と統括マネジャーの環里江さんは話す。リニューアル前の専門店「ペニーレイン」でも、環敏夫社長の奥さんが作った「おかみのカレー」を出す小さなカフェをやっていた。スタッフがそれぞれに顧客を持って円滑に付き合っていくには、洋服以外の部分でコミュニケーションを深めることも必要だ。店で過ごす時間をいかに心地よく感じてもらうか。建築士と相談し、ガラス張りで解放感のある空間をしつらえ、カウンター付きの本格的なキッチンを導入した。
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