高島屋大阪店の大幅増収が続いている。23年度の総額売上高は前期比20.6%増の1591億円超、入店客数19.6%増となり、インバウンド、外商、中間層の各売り上げともに19年度実績を上回った。24年3~5月売上高は前年同期比約40%増ぺースと伸び率がさらに大きくなっている。特にけん引しているのが特選ブティックと化粧品。加えて、〝スモールマス〟への対応を強めている催しや期間限定店のほか、自主売り場も増収・客数増を後押ししている。
(吉田勧)
幅広い客層の支持
特選の23年度売上高は40.5%増、この3~5月は79.1%増で、化粧品は23年度が42%増、3~5月は50.2%増の高い伸びが続いている。特選は「ブランドの世界を重視したメンズ・レディスのコンバインショップを増やしている」(髙山俊三常務取締役関西代表大阪店長)ことなどによるワンストップショッピングのしやすさが、インバウンド、外商、中間層の各客層に支持されているとみる。
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