婦人服ブランドの「ザ・トゥー」が7月31日から3日間、ニューヨーク・マンハッタンのロワーイーストサイドで期間限定店を開設した。共同創業者のKEIさんは「今年から海外ポップアップ(期間限定店)を強化したい」と語った。秋冬は韓国と台湾でも計画しているという。
商品は春夏コレクションで、「アムステルダム」をテーマに花のイメージやレースを取り入れたフェミニンな服と小物を中心に並べた。3日間で最も売れたのは、日本製のデニムを使った、だぼっとしたパンツ(375ドル)。バギーなシルエットがトレンドになっている。2番目はシャーリング使いのキャミソール(280ドル)、3番目はレース使いのノースリーブのトップ(230ドル)だった。
ザ・トゥーは3年前に白倉あやさんとKEIさんが始めたブランドで、中心顧客は20代後半~30代。白倉さんが経営とスタッフの教育、KEIさんがクリエイティブを担当している。
KEIさんは22年にニューヨークのファッション工科大学を卒業した。在学中にコロナ禍で対面式授業がなくなり、「rabi-gram」の名前でインスタグラムに投稿を開始。一定のフォロワー数を得てファンを獲得してから、ブランドを立ち上げた。KEIさんによると、立ち上げ初日で3000万円の売り上げを達成し、今も銀行からの借入金なしで経営している。現在はKEIさん個人のアカウントだけでフォロワー数40万人近くを数える。投稿の8割は同ブランドの服を着た自身の写真だ。

KEIさんは多くのフォロワーを獲得できている理由について、「毎日投稿する。クオリティーの良いものを出し、自分の強みを知る。伸びる投稿の研究をする。フォロワーの好む投稿をリサーチする。トレンドの傾向をどういうターゲットに向けて自分にどう落とし込むかを考える」と話した。撮影はチームメンバーにイメージを口頭とビジュアル、つまり言語的かつ視覚的に伝えることで、良い写真を短時間で撮れるようになったという。
(ニューヨーク=杉本佳子通信員)
