東京ブランド20年春夏 メンズライクに、柔らかく

2019/11/27 11:00 更新会員限定


 東京ブランドの20年春夏コレクションは、メンズライクなアイテムやディテールを反映したスタイリングが目立っている。ベージュ、ホワイトなど柔らかな色使いを軸に、スラックスを合わせるなど、量感を抑えたハンサムな女性像が表現されている。

(須田渉美)

■多彩なアレンジ

 19年春夏のトレンドを引き継いで、テーラードジャケットのアレンジが多彩になった。軽やかに女性らしさを表現するのは「ステア」(武笠綾子)。ノーカラー、フレンチスリーブのミニマムなフォルムだが、前身頃にドレープを寄せ、透け感のあるパンツを合わせてレディーライクに見せる。背中でドッキングしたシャツ袖は、ベルト代わりにしたり、アームカバーにしたりと、着方の変化を楽しめる。

ステア

 「フミカウチダ」(内田文郁)は、切れのあるカットラインで芯の強さを感じさせるエレガンスを見せた。ピンストライプ柄のスーツ地を使ったオールインワンの下には、上質なシャツ地のブラジャーを着用。肩や背中の素肌を大胆に見せ、バストの存在感を立たせて女性らしさをスマートに表現した。

フミカウチダ

この記事は無料会員限定記事です。

今すぐ無料で会員登録

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード会員限定



この記事に関連する記事