東京・渋谷駅東口直結の大型複合施設、渋谷スクランブルスクエアの商業ゾーンがインバウンドやワーカーを中心とした来街者の需要を着実につかみ、ファッションを含めて売り上げを伸ばしている。24年3月期は入館者数が前期比19%増、レジ客数14%増で、売上高24%増となり、今期も4階全体の改装工事中でも、前年同期比8%増ペースと好調だ。
(有井学)
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14階と45、46階、屋上の展望施設「シブヤスカイ」がインバウンドを中心に好調で、12、13階の飲食やコスメなどに集客効果が波及。前期の売り上げで飲食が28%増、生活雑貨が36%増となった。地階の食品も堅調なほか、衣料品も海外ラグジュアリーブランドや日本人デザイナーブランド、「ユナイテッドアローズ」「ジャーナルスタンダード」「トゥモローランド」など日本のレディス・メンズ複合のセレクトショップが好調で、23%増とした。