昨年4月、東洋紡と三菱商事の共同出資で東洋紡エムシーが発足した。従来の延長線上では生き残れないとの危機感を持つ両社の思惑が一致、前例のない大手素材メーカーと総合商社が手を組んだ。その新会社の1年について、東洋紡出身の森重地加男社長と、三菱商事出身の馬場重郎副社長に所感を聞いた。
融合は予想超え進展
森重 単体では広がらない商材を広げる。違う文化が入ることで違うステージに上がる。今までの東洋紡とは違うスピード感、考え方になりました。はじめは受け入れられるか心配でしたが、うまく順応してきた1年でした。すぐに目に見える効果が出るわけではありませんが、販路も広がり、ヒット率も上がると思います。2年目は結果を出すことが課題です。
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