《変化対応の商社ビジネス㊦》繊維to繊維の鍵は協働

2024/03/29 06:29 更新有料会員限定


環境に配慮した商材や繊維循環の実現に向けた取り組みが各社で進む(田村駒)

 商社の繊維事業にとって、環境に配慮した取り組みや商材は、事業推進の前提条件となってきた。しかし収益性の確保や、〝繊維to繊維〟の循環を実現するための仕組み作り、技術革新など「課題は山積み」で一朝一夕には進まない。

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日本も循環型が本格化

 蝶理は、環境配慮型商材が収益の柱に育ってきた。売上高は4年前の約30億円から今では200億円近くに増え、25年度には300億円を超える見通しだ。糸、生地、製品が連動し、「ボリュームが膨らむことで好循環が生まれている」と先濵一夫社長。繊維製品の循環型スキーム「B-LOOP」(ビーループ)も動き始めた。

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