ビンテージテイストのスタイルは、26年春夏コレクションも引き続き目立った。使い込んだような質感、レトロな色柄。古着ブームやリサイクルの流れを背景に、デザインの幅が広がっている。
(青木規子)
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ビンテージテイストは、ストリートと共鳴しながら人気の続くトレンドで、日常を彩るリアルクローズとして注目されている。飴(あめ)色のレザーブルゾン、使い込んで薄くなったようなTシャツ。実際に古着店に並んでいるような60~70年代テイスト、デッドストックを組み合わせたようなデザインも増えている。

デザイナーたちは各国で、古着やビンテージアイテムを探していると聞く。日本でも、おしゃれな若者たちは、目利きのバイヤーによる古着セレクトショップに足しげく通う。ファッション市場はまさにビンテージアディクトの様相だ。使い込まれた古い服ならではのこなれた感じが、リアルなおしゃれのスパイスになる。そのエッセンスが新作に取り入れられた。
エイジングレザー使い
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