東京テキスタイルスコープ26年春夏 機能と意匠の妙 快適は標準装備

2025/05/16 06:28 更新有料会員限定NEW!


 東京テキスタイルスコープ(TTS)26年春夏では「快適性」がキーワードになっている。高い通気性や接触冷感、家庭洗濯ができて手入れが楽など、組織や加工に工夫し、酷暑を軽やかに過ごせるような素材が目立つ。ウールにも注目だ。繊維本来が持つ機能に着眼し、ウール混などを提案する企業がある。表面に動きがあり、意匠性の高い素材も好評だ。

【関連記事】東京テキスタイルスコープ26年春夏 国内外からバイヤーが来場 出展者同士の交流も促す

表面変化 立体的で意匠性高く

 表面変化のある素材が引き続き良さそうだ。「プレーンなタイプよりも、立体的で意匠性の高い商材を求めている客が多い」とはクロスジャパン。新作はモノトーンを基調にした落ち着いた雰囲気で、凹凸などで表面に動きを加えた。前回の展示会で見せたまだら模様のように見える柄のカットジャカードが好評で、今回も推す。宇仁繊維は毛足の長いペーズリー柄のカットジャカードを薦める。滋賀麻工業はリネンやラミーの無撚糸を使って織った「近江ちぢみ」に箔(はく)プリントを施した生地を訴求する。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

ランキング形式のデータブック
プレゼントキャンペーン実施中!

単体プランなら当月購読料無料でWでお得!

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード有料会員限定



この記事に関連する記事