米金融機関パイパー・サンドラーによるティーンズ(6455人)を対象にした「第49回半期嗜好(しこう)調査」によると、アパレル、靴で、「ナイキ」が1位を維持した。減収が続いているナイキの支持率は、22、23年度の60%から49%に下がった。特にウィメンズは40%に低下したが、メンズは57%を維持、根強い人気を保つ。ウィメンズは、トップファッションブランドとして2ケタ台の増収が続く「アグ」(デッカーズブランズ)が、18年度からトップを走る「ルルレモン」を抜いてトップに躍り出た。
年間の消費金額は2366ドルで前年比6%増、特に美容関連の伸びが大きく金額は374ドル。化粧品の1位は「エルフコスメティックス」、2位は「レアービューティ」、3位は「メルビル」。美容用品の1位は「セフォラ」、2位「アルタ」に続いて、3位は「バス&ボディワークス」が18年度以来のトップ10入り。アパレルはナイキに続いて、2ケタ成長が続く「ホリスター」(アバクロンビー&フィッチ)、「アメリカンイーグル」。靴はナイキに続いて「アディダス」、「アグ」。ランニングでは、「ホカ」(デッカーズ)、「ニューバランス」などが追い上げている。
(サンフランシスコ=立野啓子通信員)