PC(パソコン)、スマートフォンなどの各種デジタル機器から、近年では生活家電などにまで利用が広がっている「USB Type-C端子」。身の回りの製品が全て同じ端子を搭載することで、ケーブルなどを共有できるメリットが生まれる…はずなのだが、実はコトはそう簡単ではない。シンプルに見えて、実は使いこなしに注意が必要なこの規格について、知っておくべき基礎知識を解説する。
次世代の標準に
今年9月に発売されたアップルの「iPhone15」では、PCなどとの接続や充電に利用する外部インターフェイスが、同社独自のLightning(ライトニング)から業界標準規格であるUSB Type-C(以下、USB-C)に変更されて大きな話題となった。これによって、今後スマートフォンやタブレット、デジタルカメラなど、各種デジタル機器の外部インターフェイスがUSB-C端子に一本化されていくことが期待されている。しかし実はこのUSB-C、なかなかに複雑怪奇な規格で、正しく使いこなすにはユーザー側がある程度の知識を持つことが必要となる。
見た目は同じでも?
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