ヴェルサーチェ NYで19年プレフォールコレクション

2018/12/06 11:00 更新


 「ヴェルサーチェ」は2日、19年プレフォールコレクションを初めてニューヨーク(NY)で発表した。マイケル・コースに買収された後の初のシーズンでもある。この日は、故ジャンニ・ヴェルサーチェの誕生日。

 安全ピン、カラフルで大胆なスカーフプリント、肌を露出したスタイルなど、ブランドのアイコン的要素を散りばめたショーとなった。オープニングは、てかてか光るエナメルのジャケット。ユーティリティーディテールを入れつつ、ウエストをきゅっと絞る。

 インナーはアンゴラかモヘヤのようなふわっとしたセーターで、おへそを見せてセクシーな気分を出す。サテンのスカートはローウエストで、長いスリットから太ももを見せる。アシンメトリーに入れたドレープをメタルパーツで留めたのがヴェルサーチェらしい。セクシーでありながら、ブラウンの濃淡でシックにまとめている。

 スカーフプリントはトータルで使ったり、カーキのトレンチコートの後ろ身頃に使ったり。

 メンズはフーディーを合わせ、頭にスカーフを巻いてストリート感覚で見せた。頭に巻いたスカーフとサングラスでレトロな気分漂うルックもあれば、野球帽と蛍光色のファーのスカーフでミレニアルズを意識したようなキュートなルックも混ぜていく。

 ショーが終わるや否や、シャンパングラスをのせたトレーを手にしたウェーターたちが登場し、アフターパーティーがスタート。メドゥーサをかたどったチョコレートもふるまわれた。

(ニューヨーク=杉本佳子通信員、写真=ランディ・ブルック)




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