ストリートファッションの人気が定着して久しい。先日用事があり、若者の集う名古屋・大須商店街を歩いているとゆったりしたパーカやトレーナーを着こなした若者がショッピングを楽しんでいるのをよく見かけた。
ストリート系ブランド「バッドボーイ」を展開するメンズカジュアルメーカーに取材に行った。記者が小学生のころ、ブームとなったバッドボーイだが、人気が再燃しているらしい。インスタグラマーがバッドボーイの服を着た写真を投稿しているのをたまに見かけることがある。「ゆったりとして着丈の短い、その絶妙な〝ダサさ〟が若い人から受け入れられている」とのこと。
最近取材に行った自社ストリートブランドを展開するメンズカジュアルメーカーでは「自社ECで購入した人の5割が女性になった」と聞いた。ストリートファッションを好む女性が、レディスウェアにはないような、よりゆったりしたメンズ企画の服を購入することがここ3年で増えたという。
ファッションはその人の個性が反映される。自分なりにこだわりを持ち、ファッションを楽しむ人が増えていってほしい。
(悠)