〝密を避けたレジャー〟として人気となっているキャンプ。キャンプ用品を扱うアウトドアショップを取材していると、平日の昼間でも次々と車で立ち寄る客が来て、買っていく人が少なくない。大体30~40代の男性が多いだろうか。
キャンプ人気が広がると共に「人と違う道具を使いたい」という人が増え、〝ガレージブランド〟と呼ばれる職人が手作りする希少な道具の人気が高まっている。たき火用品や調理器具、ナイフなど1万円以上するものも少なくない。
しかし、人気が高まると同時に、転売目的の購入やキャンプ場での盗難など問題も出ているようだ。店舗でも不自然な大量購入は「断っている」という。
残念ながらアパレルでのガレージブランドは少なく、「道具に凝る人が多い」そうだ。しかし、グーグルやアップル、マイクロソフトなど巨大IT企業も元はガレージから始まったと言われる。今のガレージブランドから将来のメジャーブランドが生まれてくるかもしれない。
(茂)