サステイナブル(持続可能)の観点から、オーガニックコットン(OC)の人気が高まっている。数年前は「海外アパレル企業の関心は高いが、国内はまだまだ」というテキスタイルメーカーが多かったが、そのころから比べると、国内アパレル企業からの引き合いもかなり増えているようだ。
他にも環境配慮型素材はあるが、なかでもOCが多い要因については「サステイナブルの代名詞として」という部分が大きいそうだ。OCへの理解はこれからというところだろうが、まず使ってみるという人が増えるのはいいことに違いない。ただ、そのためOC糸の在庫がひっ迫しているとの声もあり、価格も月を追うごとに上がっているという。OCに限れば、供給量はそう簡単には増えないため、今後価格が合わなくなるところも出てくるかもしれない。
綿の環境配慮型素材にはこのほかにも「Bコットン」や「コットンメイドインアフリカ」、リサイクルコットンなど様々ある。サステイナブルな原料調達を続けられる仕組みも併せて考えておかなければならないはずだ。
(騎)