《視点》野球人の〝おしゃれ化〟

2021/05/13 06:23 更新


 最近は特におしゃれな野球人が増加したなと週末に草野球をしていて思う。カラフルなグローブやスパイクをオーダーメイドで作ったり、リストバンド、バッティング用の手袋など小物も派手なデザインのものを使うなど、〝おしゃれ化〟が進んでいる。中にはグローブを10個所持し、毎週ローテーションで使用している強者もいる。

 学生野球では道具の規制が厳しく、自由度が少なかった分、社会人になって「派手な道具を使いたい」という野球人が多いのだろう。メーカーも数年前は見ることもなかったような迷彩やチェック柄をプリントしたグローブを販売している。泥臭いと思われがちな野球でもファッションが浸透している。

 野球人の〝おしゃれ化〟は進んでいるが、全日本軟式野球連盟によると、来年から道具の規制を強めるようだ。例えばリストバンドやアームスリーブ、打者が肘に付けるエルボーガードは単色でなければならないなど。

 近年、野球人口減少も指摘されている。道具の規制を強めれば野球人口減少を加速させてしまうのではないかと不安だ。

(悠)




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