《視点》変化より大事なこと

2021/11/10 06:23 更新


 「ルパン三世」は幼い頃から好きなアニメ作品だ。つい最近、ルパン三世の相棒、次元大介の声をアニメの開始から50年務めてきた小林清志さんが卒業した。小林さんが公式サイトに寄せたコメントの締めくくりがいかにも次元でかっこいい。「ルパン。俺はそろそろずらかるぜ。あばよ」。これで主要キャラクター全員の声優が世代交代した。

 声優の交代は、長く愛され、ファンの多い作品に付きまとう話題。次元はずっと小林さんの声だった。最初は違和感があるだろうが、次第に交代した大塚明夫さんの声がフィットしていくはず。時には熱狂的なファンの中に「これまでとイメージが違う。前の方がよかった」などとネガティブにとらえられるケースもしばしば見られる。一方で、小林さんの談話によると「次元は歳をとった、聞きづらい」とも言われていたそう。変えても変えなくても賛否が出るから難しい。

 変化はファンにとって大きな関心事。長く続けていると様々な理由で変わってしまう、あるいは変えなくてはならないタイミングが必ずやってくる。

 どうしても変化に目が向きがちだが、最も重要なのは変わっても変わらなくて揺るがない良さが保たれていることだろう。何においても言えることかもしれない。

(嗣)



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