店頭でもオンラインの活用が増えており、顧客との接点を多くすることで売り上げにつなげている。これまでのリアルでの接客やコミュニケーションに加え、ライブコマースやオンライン接客など、多様な取り組みが求められている。
顧客は従来の来店できる商圏から日本全国または海外まで視野に入れ、客は憧れのスタッフからの接客やアドバイスを受けたい、スタイリングを参考になど、ニーズも高いようだ。リアルでもECでも販売につながった成果は評価されるようになってきており、スタッフのモチベーションも上がっている。
新型コロナの影響で一気に広がったオンライン活用。EC販売のシステムや物流体制、さらにAI(人工知能)を使った需要予測など、ハード面や効率アップなど、システムに投資する企業が目立ってきた。しかし、大量生産・大量販売のモデルが崩れてきている現状、ECでもリアルでも「感動しない、納得しない商品は売れない。作る、伝えるのは人」と、人材の育成や教育、働きやすさなど、人への投資を再度強化する動きが出てきている。
オンラインの活用や効率は欠かせないが、以前から言われている人材も重要課題として変わっていない。環境や市場が変わっても人材への投資が大切になっている。
(伸)