《視点》すぐ動く

2023/02/07 06:23 更新


 「すぐ動く」。羽田未来総合研究所の大西洋社長が三越伊勢丹ホールディングス社長だったころ、異業種との交流会で貴重な情報を得た際、近くにいた自社のバイヤーにこう指示しているのを見たことがある。

 そのバイヤーは伊勢丹本店を担当しており、見るからに忙しそうな雰囲気だったが、それでも即座にアクションを求める大西氏の姿に、同店がトレンドをいち早くつかみ、多くの客を虜(とりこ)にしている理由が分かった気がした。

 40代の記者が新人だったころ、仕事の優先順位の付け方として、「締め切りが近いもの・他人が関わるものから進めるべき」と先輩から教わった。納期を守るには、自分ではコントロールしづらいものから先に手を付け、リスクを減らすという趣旨だ。

 しかし、本当に面白いもの・常識を覆すような新しいものを仕掛けるには、ネタを寝かすことなく、テンションが高いうちに、素早く行動に移すことが大事だろう。アウトプットの鮮度が高まり、良い結果につながるかもしれないからだ。

(潤)



この記事に関連する記事