みどりの窓口が閉鎖され、新幹線の切符を買うのに時間がかかるようになった。オペレーターと通話できるみどりの券売機プラスが設置されているが、通話までに時間を要する場合もあるようで、全体が混雑している。
コロナ禍に突入して以降、スーパーやコンビニエンスストアなどでもセルフレジが増えた。ファッション業界でも導入が進む。様々な業界で人手不足が課題になり、今後さらに広がるかもしれない。
欧米など海外には、サービスに対する感謝の気持ちや心づけとしてチップがある。米国ではそれを前提に給与設定がされているようだが、接客にはそれぐらい付加価値がある。チップはないが、人と人のやり取りが大事にされ、日本にはおもてなしの精神が育まれてきた。
服屋は昔から人(接客)が売れるための三大要素の一つと言われている。前述のような形でスタッフが削減される売り場が増えれば、人の重要性はさらに増すだろう。古いタイプかもしれないが、記者は同じ物を買うならばやはり心地よい接客や的確なアドバイスをしてくれるスタッフがいる店の方がいい。
(畔)