買う専門だが、この3年ほどの間にCtoC（消費者間取引）サイトも利用するようになった。実店舗では手に入りづらかったり、BtoC（企業対消費者取引）サイトでは送料がかさむものなどがリーズナブルだ。
最初に手を出したのはペット関連だ。我が家ではデグーというややニッチなげっ歯類を飼っているのだが、CtoCサイトではデグー飼いの出品者が、生態を良く考えた手作りの飼育用品を販売していて助かっている。
このほか、最近ウォッチしているのが刺し子のふきん。アート作品のように緻密（ちみつ）な色柄が、大体1000円ちょっとで売られている。手間暇を考えると安すぎると感じるが、趣味の産物だからと思うのか、こんなハイレベルな人の物がこの価格なら私は下をくぐらないと、と抑制が働くのか、謎の値付けなのだ。大量生産が難しいという点でも、人件費の面を考えても、通常の市場ではなかなかお目にかかれないだろう。
そんな市場の隙間を突く商品の存在が、意外と新しいビジネスの芽になるかもとも思う。
（維）
