《視点》語学学習の進化

2024/11/01 06:23 更新


 初めてのイタリア出張の際、イタリア語が全く分からないと不安だと思い言語学習アプリ「デュオリンゴ」で学び始めた。付け焼刃だったが最低限の「Grazie」(ありがとう)や「Arrivederci」(さようなら)などを少し覚えてから行った。

 出張先で出会った日本人バイヤーもデュオリンゴを使ってイタリア語を学んでいると言っていた。帰りの飛行機でも、隣の外国人が同アプリで日本語を学んでいるようだった。言語学習の選択肢として、まずはデュオリンゴでという人が多いのだろう。

 デュオリンゴは、誰もが無料で学習機会を得られることを目指して作られた。1レッスン5分程度で、答えを選んだり記述したりとゲーム感覚で始められる。

 近年は、韓国のアイドルやドラマの人気により韓国語学習者が増えており、同アプリでも韓国語の日本国内利用者は英語に次ぐ2位となっている。20年に日本市場へ本格参入してから、より一層、言語学習のハードルを下げる大きな役割を担っていくのだろうと思っている。

(祥)



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