「ビズビム」がスポーツライン ニュージーランドのウールで

2021/07/27 11:00 更新


 キュビズムは、中村ヒロキがデザイナーを務めるメンズブランド「ビズビム」のスポーツライン「ビズビムスポーツ」を発売した。化学繊維が苦手な中村が「自分が着たいスポーツウェア」を作った。ウールを主な素材として用いたウェアを中心に、ボストンバッグやスニーカーなども揃えた。直営店と公式オンラインストア、国内外の卸先で販売している。

 エクササイズやアウトドアに適したビズビムならではのユーティリティーウェアを提案する。人工素材が広く普及する1950年代より前のビンテージ・スポーツウェアの天然素材の機能性を、現代的な技術と発想で再解釈し、現在の生活環境にフィットする着心地や質感、スタイルを追求する。

 スポーツラインに使用するウールは、17.5ミクロンのニュージーランド産。上品でしなやかな肌触りに加え、繊維のクリンプ数が多いため、高いストレッチ性やハリ・コシを備える。特殊な加工を施すことで水洗いを可能にした商品もある。

 天じくのクルーネックTシャツ(3万3000円)やタンクトップ(3万800円)、ミニ裏毛の七分袖スウェットシャツ(4万4000円)などは水洗いが可能だ。トロピカルウールのボクサーショーツ(3万5200円)などもある。天然素材ではないが「ゴアテックスシェイクドライ」を使ったパッカブル仕様でハーフジップのプルオーバーパーカ(9万7900円)などもある。

「ビズビムスポーツ」を着用する中村ヒロキ(右)と妻でレディスブランド「ダブリューエムブイ」デザイナーの中村ケルシー(写真=深水敬介)
ボストンバッグ(4万7300円)やスニーカー(9万7900円)もある(写真=深水敬介)
ボストンバッグ(4万7300円)やスニーカー(9万7900円)もある(写真=深水敬介)


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