6カ国語あやつる、インバウンドのスペシャリスト
ジャーナルスタンダード表参道店 河田真沙志さん
学生時代に留学経験があり、入社当初から英語は話せたが、店頭で外国人客と接するうち、「もっといろんな国の言葉が話せないと」と思い立ち、独学で勉強。現在は中国語、フランス語、スペイン語、韓国語、イタリア語でも接客をこなす。
もともと語学好きだったが、販売スタッフとして働く傍ら、これだけの多言語を習得する時間を捻出するには工夫も必要だ。「朝1時間早起きするとか、通勤時間を利用している」。聞き取りの訓練は現地語の字幕が出る映画やドラマ、読み書きは英語や中国語版もあるファッション情報サイトを活用している。
努力の成果が威力を発揮するのはやはり、店頭でインバウンド(訪日外国人)客に応対する時。同僚に比べ、河田さんの販売に占める外国人客比率は高い。「日本人も海外の店で、日本語で接客されると安心するでしょう。外国のお客様も母国語でこちらが話しかけると距離が縮まり、接客もスムーズになります」。最近あらためて「ファッションの販売にはコミュニケーションが大事だと思う」そうだ。
(繊研新聞15/07/28付 19286号掲載 肩書は取材当時のもの )
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