北米、中米の合繊メーカー11社はポリエステル長繊維の原産地を証明する業界横断の取り組み「ヤーンプルーフ」を立ち上げた。原糸に追跡マーカーを練り込み、専用ハンディースキャナーで即座に検知が可能。USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)など米国の貿易政策に対応し、調達の信頼性を担保する狙い。
ヤーンプルーフは原糸の原産地を即座に検証可能にするソリューション。ブランド、小売業者、製造業者らがこれを通じてサプライチェーンの透明性を高め、地域貿易協定のコンプライアンス順守や調達に関わる信頼性を担保できる。
発光顔料を使ったトレーサビリティー(履歴管理)システム「ファイバートレース」の技術をベースに、追跡マーカーを紡糸時に練り込む。糸、生地、最終製品といった各段階でマーカーが残り続けるため、専用ハンディースキャナーを使って検知が可能。これにより、USMCAやCAFTA-DR(米国・中米・ドミニカ自由貿易協定)で求められる糸段階からの域内調達の要件にも対応する。
参加メーカーは、米国のアクアフィル・オマラ、CSアメリカ、プレミア・ファイバーズ、ユニフィ、南亜プラスチックス・アメリカ、サンズ・アメリカ、メキシコのスカイテックス、エルサルバドルのCSセントラルアメリカ、テクストゥフィル、グアテマラのテクノロジア・テキスタイル・アバンザダ、ホンジュラスのユナイテッド・テキスタイルズ・オブ・アメリカ。