サンプル・小ロット縫製工場の八針 短納期と高品質が強み

2025/05/27 07:58 更新有料会員限定


中国やミャンマーからの実習生が中心となって物作りを担う

 八針(やつはり=岐阜市、加藤照美社長)はサンプル縫製を軸に、小ロット生産や製品修整に特化した縫製工場だ。短納期と幅広いアイテムへの対応で引き合いが強い。

(森田雄也)

 元々は下駄の鼻緒を作る工場として戦後に創業。時代と共に、洋装が増える中で、工場はコートの量産工場に徐々にシフトしていった。大手商社の専属工場に近い形で業容を拡大していったが、バブル崩壊とともに生産の海外移転が進行。それに伴い、30年ほど前に量産工場からサンプル専門工場に転換した。海外生産は納期に時間がかかることから、国内でサンプルや、さらには海外では受けるのが難しい小ロット生産のニーズが高まってくると想定してのことだった。

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