伊藤忠ファッションシステムのifs未来研究所は10月29日、東京・北青山のCIプラザ2階の未来研サロンで、川島蓉子所長と東京糸井重里事務所社長の糸井重里氏のトークイベントを開いた。川島所長が毎回ゲストを迎えてトークする「未来のおしゃべり会」の10回目。これまで、大西洋三越伊勢丹ホールディングス社長やリシャール・コラスシャネル社長などをゲストに迎えてきた。
今回から新たに「ビジネスにはカッコいい感性が必要だ」をテーマに設定。川島所長が聞き出す形で、仕事のことからブランド、デザインに対する考え方まで糸井氏との軽妙なトークを繰り広げた。糸井氏は「口幅ったい言い方だけど、クリエーティブで飯を食っていくのは夢」と語り、「面白い表現の行き着く先に『でもうまくいってないんですよね』と言われるのは嫌。面白さは価値であるべきで、事業はアートを必要としているし、アートは事業を必要としている」と持論を展開。「デザインとは」の質問には「生きる舞台を作ること」と答えた。
次回は12月4日、寺尾玄バルミューダ社長をゲストに迎えて「未来のおしゃべり会」を開く。