4℃ホールディングス 今期、過去最高売り上げへ 羅針の取り込みが寄与

2025/10/14 06:25 更新NEW!


 4℃ホールディングスは26年2月期、通期で大幅な増収増益を予想する。昨年グループに入った高級腕時計リユース事業を行う羅針の業績寄与を見込み、連結売上高は660億円(前期比43.8%増)を見込む。06年9月のホールディングス発足以降で過去最高の規模。営業利益は28億円(42.8%増)を想定する。

 ブランド事業の通期売り上げは420億円(93.8%増)、営業利益29億円(92.2%増)を見込む。エフ・ディ・シィ・プロダクツはターゲット層を細かくセグメントした商品企画、販促、店頭演出で、この間注力する女性の自家需要に加え、昨年取りこぼしたクリスマス期の男性のギフト需要も狙う。オンライン中心に販促も増やす。

 羅針は品揃え強化、在庫積み増しでさらなる売上高拡大につなげる。銀座店は年間売上高100億円の突破を見込む。新店の新宿店も年間稼働により、30億円超の売り上げを見込む。

 アパレル事業は売上高250億円(3.2%増)、営業利益11億円(7.8%増)を想定。メーカーのアスティは上期に続き素材提案力を強化する。アージュは専門店「パレット」の新規出店を継続。関西でのドミナント出店と関東圏への出店を進める。上期末時点での店舗数は105。



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