京都市北区にある古着屋のYOULOOKGOOD(ユールックグッド)の来店客の半数は関東からだ。大手アパレル企業で約15年の販売員経験を持つオーナーの竹内春奈さんが、20年1月にオープンした。インスタグラムのコーディネート提案は20、30代を中心に支持を集める。〝何系〟にも当てはまらない竹内さんの目利きが支持され、「目的地」として来店する人が後を絶たない。
(藤本祥子)
接客は苦手
特定のブランドや系統、年代物で揃えるのではなく、竹内さんの好みを反映した古着を揃えている。アメリカやタイで買い付けた古着を主に扱っており、買い付けの際も売れそうなものではなく好きなものを選んでいる。「ちょっとした違和感が好き。異素材を組み合わせたコーディネートをよくする」という。
レディスが8割だが、竹内さんが大きめの服が好きなこともあり、基本的にユニセックスアイテムとして提案している。最近は男性客も増えており、メンズの扱いを増やすことも検討している。価格帯は8000~2万円ほど。「接客が苦手なのでお客さんが好きに見て、気に入ったものを購入してくれたら」。来店客はほとんど購入するため、買い上げ率は高い。自社ECやインスタグラム経由での売り上げも3割ほどある。