「賃上げするためには、どうしたら良いかを真剣に考えていかないと」。UAゼンセン製造産業部門は、そう話す。同部門は繊維素材や繊維加工、染色などの業種で組織し、885組合、約19万人が加盟する。労働組合の組織を生かしたコミュニティー形成やシンポジウムの開催、産地の支援にも力を注いでいる。
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定着率向上に課題
UAゼンセンでは、賃上げと人材の確保、定着率向上を課題としている。産地の経営者の声にも耳を傾け、加盟組合である北陸の繊維加工業からは「賃上げ交渉に応じている。休日の少なさは認識しているが、染色設備の問題で限界がある」実態を聞いている。
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