繊維商社・素材メーカー系商社繊維部門は、国内外の市況低迷の影響は受けつつも、上期(4~9月)は堅調を維持した。構造改革の手を緩めず、地道な価格改定などの成果が出ている。
人件費増を跳ね返す
売り上げ、利益ともに伸ばしたのはヤギ、東洋紡せんい、タキヒヨー(3~8月)。ヤギは人件費が増えたが、構造改革と粗利益の向上で増益。主力のアパレルOEM(相手先ブランドによる生産)事業が全体を引っ張る。猛暑対策商品のヒットや主要取引先との関係強化によるロスの改善に加え、新領域としてユニフォーム分野を攻め、成果が出始めている。
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