■パリ旧証券取引所の巨大な柱を最新コレクションを身にまとったモデルたちが包み込む。そしてアプローチの階段を使い、ピクニックを用意したのは「イザベラ・マラン」。ゲストに開放的な気分を味わってもらおうという気遣いが感じられた。奇妙な動きをしながら歌う、レトロな見た目の2人組「フォーリアル」がライブを始めると、気分はサマーフェスティバルだった。
■05~14年に発行され、ブランドが発信する雑誌のパイオニア的な存在だった、「アクネ・ストゥディオズ」による『アクネ・ペーパー』をまとめたブックの発売を記念しインスタレーションがスタートした。サントノーレ通りの展示スペースは7月10日まで。「アクネ・ペーパー・ブック」はオンラインやセルフリッジ百貨店、有力書店で発売中。
■「ラコステ」はフォトグラファーの「ブルーモード」ことジュリアン・ブーデとの協業を記念した、期間限定店とエキシビションを開催した。コレクションを中心にストリートスタイルで人気を博し、最近ではブランドのキャンペーンやスポーツなどのロゴやモノグラムを使ったアート写真を撮り下ろしていた。ジュリアンのトレードマークと言っても良いトラックスーツとキャップをはじめ、ポロシャツやセーター、靴下など幅広く展開、どのスタイルも100個限定になっている。
(ライター・益井祐)