コラム

《視点》変遷する米モール

2025/02/27

 調査会社コアサイトリサーチによると、米国では今年、1万5000の小売店が閉鎖され、新たに5800が開店する予定だ。昨年度の7355店閉鎖、5970店開店と比べても、開店より閉鎖が約3倍近く多くなる。 コロナ禍以降...

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《めてみみ》良縁か悪縁か

2025/02/26

 奈良県桜井市の大神神社は日本最古の神社。農業、商業、家内安全など様々なご利益があるが、縁結びの神様としても有名で、〝赤い糸〟伝説発祥の地として逸話も残る。昔、美しい娘と若者が恋に落ちた。素性を不審に思った娘の親は...



《視点》衣類輸入データから見えること

2025/02/26

 24年の衣類輸入量がコロナ下の20年を下回った。2月13日付の記事は数量(重量)の減少に焦点を当てたが、引用したデータは色々な見方ができる。 まず、金額は増えている。円安だから輸入する場合、仕入れ金額は上がるし、...



《めてみみ》単品専業の主戦場は?

2025/02/25

 百貨店の紳士服フロアではシャツやネクタイ、革小物など従来型の単品平場が消滅しつつある。平場が残っていたとしても運営窓口は単品専業1社に任されることが多く、以前のようなバリエーションの豊富さは維持できていない。特定...



《視点》スナップアカウントの効果

2025/02/25

 EC主力のレディスブランドを取材すると、「インスタグラムでスナップアカウントを運用している」とよく聞く。芸能人やインフルエンサー、一般のファンのスタイリング投稿だけを紹介するアカウントだ。 投稿者がブランドを〝タ...



《めてみみ》誰に何をどのように

2025/02/21

 実需を捉えるのは難しい。「寒波の影響で春物の動きは鈍い。店頭は明るい色目の〝春カラー〟商品が並んでいるが、この寒さでは目に入らない」とある百貨店の婦人服担当者。昨年9月も同じようなことがあった。長い夏を想定し、秋...



《めてみみ》デザインの力が企業を変える

2025/02/20

 仕事に使っている国内メーカーのスマートフォンは、以前はスペックに難がありデザインもイマイチだった。機能も見た目も残念では、人間だもの愛着が湧かない。そんななか発売された新機種は、機能がアップしただけでなく見違える...



《視点》大阪・関西万博

2025/02/20

 いよいよ開幕まで2カ月足らずと迫った大阪・関西万博。「前売り券の販売が目標の半分」と問題になっているが、「当日券」も検討するそうだ。同万博の想定来場者数は2820万人。内訳は「国内9割、海外1割」だそうだが、もう...



《私のビジネス日記帳》持ち続けた情熱 シップス代表取締役社長 原裕章

2025/02/19

 接客が怖かったミウラ&サンズですが、大学生になると先にアルバイトで働いていた友人に誘われ、私も働くようになりました。憧れが怖さに勝ったのです。毎日、入荷する商品を見たいがために、履修科目を午前中に固め、午後に授業...



《めてみみ》渋谷と原宿、異なるインバウンド需要

2025/02/19

 2月初旬の平日、外国人観光客でにぎわう渋谷駅で、アメリカから来たという旅行客に「犬の銅像はどこにあるか」と聞かれた。ハチ公のことらしい。再開発の工事中で仮囲いがあちこちにあり、スマートフォンの地図を頼りに探しても...