2016ファッション業界の意識調査4

2016/12/25 06:27 更新


 繊研plusメールマガジン土曜日版は、会員約1万8000名に対する無記名式のアンケートによりファッション業界の問題意識と実態を探る「繊研センサス」を今年30回実施しました。その中から、とくに反響の大きかった10選をまとめました。

生まれ変わるなら、男?女?

実施期間:2016年3月26日~4月1日

 

Q.生まれ変わるなら、男がいいですか?女がいいですか?

A.1 男がいい 60.3%
 2 女がいい 29.3%
 3 わからない 10.3%

全体を単純に集計した結果は、上記の通りなのですが、

今回は回答者の性別ごとに分けて結果を見ていきたいと思います。

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【男性からの回答】

生まれ変わっても男がいい 71.5%
生まれ変わるなら女がいい 28.5%

 

【女性からの回答】

女性が生まれ変わっても女がいい 70.6%
女性が生まれ変わるなら男がいい 29.4%

 

ご覧のように、生まれ変わっても現在の性別のままがいいという回答が過半数となりました。ただ、性別チェンジをしてみたいという回答は若干、女性のほうが多かったです。

 

このあたりの理由も含めて、一言コメントを紐解いていきます。

 

■「男がいい」という理由

「女同士の群れが苦手だから」(30代/営業/女性)

「展示会場でトイレの行列を見るたび、大変だなと思う」(40代/バイヤー/男性)

「マネジメントにおいて、女性という性別に不利を感じることがある」(30代/エリアマネジャー/女性)

「子供の頃から、周りの人に『男に生まれたらよかったのに…』と言われ続けてきました。思いっきり仕事をするには、いろんな意味で、やはり男かな…と思ってしまいます。ただ、仕事のジャンルを絞れば、女に生まれたほうが生き方、装い、行動などで自由度が高いのかもしれないと思うこの頃でもあります」(60代/会社役員/女性)

「日本で働くならば、男。女性の力の生かされるアパレルでも痛感。無能な男子が出世していく姿をみるとしみじみ思う。ただし、働くことをのぞけば、断然、女」(40代/営業/女性)

「男はかなり不細工でも何とか楽しく生きていけるが、女だと…」(60代/会社経営/男性)

 

■「女がいい」という理由

「女のさがとやらを味わってみたい気がする」(40代/営業/男性)

「可愛い洋服、靴、バックなど楽しむことがいっぱいあるのが女の子の特権。ボーイッシュな感じも好きだけど、やっぱり女かな」(40代/接客・販売/女性)

 

■「わからない」という理由

「どちらに生まれても、それぞれの課題や生き方を模索すると思うので、どちらに生まれ変わってもよいです」(40代/営業/女性)

「今も戸籍上は女性に分類されていますが、女性は受け入れていません。が、併せて男性でもありません(なりたくありません)。生まれ変わるまでに、二者択一でなくなっていればいいと思います」(20代/その他/女性)

「ジェンダレスの時代になり、性差がなくなっているかもしれないから」(50代/管理職/男性)

「一日だけ交代はだめですか?」(20代/経理・会計・財務/男性)

「ファッションやメイクで自分という材料をたくさん楽しむことができるのは女性かも。」(30代/筆者/男性)

 

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