サーティーファイブサマーズ、直営店「アーケオスクラブ」を拡張 若い世代も楽しめるサロンに

2026/11/02 12:00 更新NEW!


拡張したTACでは「日本の青」をキーワードにアナトミカの「618ジーンズ」などを揃える

 サーティーファイブサマーズ(寺本欣児社長)は東京・銀座に約2年前オープンした「アナトミカ」と「ロッキーマウンテンフェザーベッド」を複合した業態「アーケオスクラブ」に加え、今秋、向かいのビル1階に新店「TAC」(ティーエーシー)をオープンし売り場を拡大した。アーケオスクラブは服飾を起点に人や文化、知識が交わる場所として、現代的な店舗兼サロン的空間として、国内だけでなく外国人観光客からも人気だ。

(大竹清臣)

 拡張したTACでは、「日本の青」をキーワードにアナトミカの「618ジーンズ」やビンテージのミリタリーウェアなどを揃える。服の背景を探りながら、構造やディテール、その時代に生まれた文化に目を向け、古典から現代へとつながる服の魅力を紹介する。また、ロッキーマウンテンフェザーベッドは多彩なカラーパレットや素材を打ち出す。

多彩な色や素材を打ち出すロッキーマウンテンフェザーベッド

 さらに米国発ワークウェア「ビッグヤンク」など時代を超えて愛されるブランドの魅力とその背景にある歴史や文化を伝える。若い世代も含め、この新しい拡張空間から世界中の服飾愛好家を魅了する新たな価値の物語を未来へ発信していく。

 既存のアーケオスクラブ(2階)はや米国のトラディショナルな革靴「オールデン」だけでなく、アナトミカのメイドトゥメジャーのスーツなどテーラードアイテムでカスタマイズ対応する。店頭ではテーラー職人が採寸や接客を担う。アーケオスクラブはTACと連携しながら、現代のサロンを目指す。

メイドトゥメジャーでカスタマイズ対応(2階)

米国のトラディショナルな革靴「オールデン」

海外市場の可能生大きい

 寺本社長 アーケオスクラブはオープン翌年からインバウンド需要を含めて店頭が活発に動き、目標を上回る売り上げで推移しました。拡張した新店TACは、「本物の服を次の世代へ伝えたい」と古典とコンテンポラリーを融合した空間で、若い世代や次世代の服好きにも親しみやすく、幅広い人に楽しんでもらいたいと思っています。アナトミカのジーンズは再度定番にしたいですね。鉛筆のようなシルエットでステッチがないのが特徴です。

「本物の服を次の世代へ伝えたい」という寺本社長

 また、藤原裕氏にクリエイティブディレクターを依頼したビッグヤンクは古着ブームが追い風となり注目度が高まっています。私が収集したロッキーマウンテンフェザーベッドのビンテージも店内に飾っています。ビンテージは200着以上所有しており、書籍化も計画しています。

 ロッキーマウンテンフェザーベッドは60年代後半に米ワイオミング州で誕生したブランドで、当社が商標権を保有し、05年に復刻しました。その後、欧州の展示会に出展し国内外の卸し先を拡大してきました。現在は卸し先を厳選し海外が約60店で、国内は直営店とECが主力です。今後、パリに出店する計画もあります。将来的にドイツやイタリア、北欧など欧州での販路開拓も期待できます。

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