アダストリアは2月18日に全体店長会議を開いた。全ブランドの店長や本社の社員ら約3600人を前に木村治社長は25年度の経営について、創業来5度目の変革を加速し、ファッションを軸としたプラットフォーマーを目指す考えを改めて強調した。
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木村社長は店長会の冒頭の発言で第3四半期(24年3~12月)の業績が増収ながら減益だったことに触れ、「コスト増や為替、人件費の引き上げなど様々な要因があるが(減益となったのは)経営者の責任」と語り、来期(26年2月期)は「もっと現場に入り、コミュニケ―ションを増やす」と話した。
会議で触れた5回目の変革で目指すファッションを軸にしたプラットフォーマーになるため、自社ECモールのオープン化を進めていることについては「人口減少、競合が激化する中で、ファッション以外にもブランドを広げ、(自社ECの)アンドエスティを通じて、お客様を増やし、他社とつながっていくことが重要」との考えを示した。