「ベイフロー」モゾワンダーシティ店を刷新 都会的な要素を加えて

2025/03/12 06:28 更新NEW!


男性客、女性客が一緒に買い回れるような売り場を演出

 アダストリアのライフスタイルブランド「ベイフロー」は2月28日、モゾワンダーシティ店(名古屋市)をリニューアルオープンした。商品構成や内装に都会的な要素を加え、「都会と自然を行き来するオトナの暮らし」を新しいコンセプトとして打ち出している。

 同店はベイフロー立ち上げの翌年の15年にオープンした。アウトドアやスポーツを軸にしたライフスタイルとファッションの提案が支持され、順調に売り上げを伸ばしてきた。コロナ下では、キャンプやアウトドアとともに家ナカを楽しむ生活様式が広がり、関連するアパレルやグッズが人気を集めたが、ここにきて「都会」をキーワードにしたライフスタイルが新しいトレンドとして浮上。新コンセプトの「都会と自然を行き来する」に、同ブランドの新しい提案を込めた。

 白を基調にした内装を、グレーのモルタル床、ライトベージュのウッド使いに刷新し、都会的で洗練されたイメージを表現する。商品構成では都会的な感性の服を強化し、ファッション要素を強めた。その中に、アウトドア要素やリラックス感などベイフローらしさを盛り込んだ。

 店頭の最前列に「メンズ」「ライフスタイル」「レディス」を置き、2列目には、ジェンダーレス、エイジレスな服をアイテムの垣根を越えて配置し、男性客、女性客が一緒に買い回れるような売り場を演出している。また、米セレクトショップの「アメリカンラグシー」と協業した「エーアールシースーベニアコレクション」を前面で展開。同店のショッパーに使われたペイズリー柄のワンピースやセットアップなどを揃えている。

 ベイフローでは、ライフスタイルを洋服、食、生活、遊び、スポーツ、カルチャー、音楽、旅の8シーンで提案している。店舗の規模や立地などに応じ、シーンを構成する。660平方メートル規模のイオンモール大高店(名古屋)やイオンモール川口店(埼玉)では8シーンをフルラインで揃え、270平方メートルのモゾワンダーシティ店では洋服を重点にシーンを構成した。

 前期(25年2月期)、同ブランド立ち上げ10周年を迎え、期中に2店を出店、期末店舗数は60店となり、売上高も順調に伸ばしている。今期は11年目となり、「スタッフには〝お客様の記憶に残る提案をしよう〟と呼びかけている。世代を超えて、時代を超えて愛される店を目指したい」(緑川潤ベイフロー営業部部長)としている。

ベイフロー営業部部長 緑川潤氏


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