イオンモール社長 大野惠司さん 内外つなぎグループシナジーも

2024/07/05 12:30 更新有料会員限定


大野惠司さん

 この5月末にイオンモール社長に就いた。東南アジアでの経験が長く、同社の成長戦略と合致する形だ。一方、国内は人流が回復してにぎわいを取り戻しているとはいえ、人口動態や高止まりしている建築費などの課題で、新たな開発による事業拡大が望みにくくなっている。とりわけ主力とする広域型SCでは、ショッピングにとどまらない〝過ごす場〟としての機能が求められるようになり、地域との連携が欠かせなくなるなど、商業施設を取り巻く環境は変化を続けている。事業環境の見方やイオンモールの強み、課題、成長戦略などを聞いた。

【関連記事】イオンモール 既存施設の活性化を促進 00、10年代に開業した施設へ重点投資

国内は既存の活性化が命題 

 ――国内のSC事業環境の見方は。

 コロナ禍から客数は回復していますが、もちろんかつてとは違っています。前は物販が中心でしたが、今はECもあって物販の比率が下がり、それよりも時間を消費して楽しむ、癒やされるというように1日、有意義に過ごす場になることが求められています。個人的にはショッピングセンターより、コミュニティーセンターと言った方がいいと思っています。

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