エールトウキョウ(東京)が昨年スタートしたレディスブランド「エクラン」は、大人っぽくデザイン性のある服が20代に支持されている。売れ筋の傾向も見えてきたため、17~18年秋冬物では需要の高いスカートを軸にセット率の上がる商品構成にし、売り上げを拡大する。
エクランはフェミニン&モードをコンセプトに、16年8月に東京・新宿のルミネエストに1号店をオープンした。想定通り、20代半ば~後半の女性客が多いという。
今春夏は配色やチュールなどロングスカートの動きが良く、背中開きやオフショルダーの肌見せのブラウスも売れている。アウターも、ディテールにひと癖ある商品が人気だ。一方、スウェット物のようなカジュアル商品は反応が弱かったため、コンセプト通りフェミニンな商品を推す。
今秋冬は、花柄のプリーツにベロアテープを組み合わせたスカートや、レースとドットプリントの切り替えブラウス、袖にファーが付いたチェック柄ワンピース、バイカラーのボアジャケットを企画。スカート9500円など。デザイン物が多いが、それに合うベーシックアイテムも充実することでスタイリングの幅を広げる。色はボルドー、パープル、グリーンなど。
店舗は現在、ルミネエストと池袋パルコの2店。ルミネエスト店もシーズンごとに数字は伸びているが、企画の精度を上げてさらなる成長を目指す。今秋冬から来春夏にかけ、新規出店も検討している。
フェミニン&モードで独自性を出す「エクラン」の今秋冬物