ナンガ、新ブランド「モドメント」を開始 デザイナーに鈴木大器氏

2025/09/09 06:27 更新NEW!


26年春夏のフォトグラファージャケット(税抜き7万5000円)

 アウトドアメーカーのナンガは10月、新オリジナルブランド「モドメント」を販売する。「エンジニアドガーメンツ」ファウンダーの鈴木大器氏をデザイナーに起用。国内のファッション販路を開拓するとともに、26年秋冬からは海外販売を目指す。

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 ブランド名はモジュール(組み合わせ)、モード(流行)、イクイップメント(装備・道具)、エレメント(要素)を組み合わせた造語。アメリカン、アウトドア、ミリタリー、ビンテージといった要素を含めたレイヤードスタイルを提案する。全41型を企画した25年秋冬はスモックパーカやラジオベストなど、24型を揃える26年春夏は袖や裾、フードなどを取り外し1着で何通りも使えるコートやジャケット、シャツなどを出す。

 「ナンガ」のアパレルはアウトドアファッションを打ち出すのに対して、モドメントはファッションを訴求し、異なる客層を想定する。販路もアーバンリサーチやビームス、ロフトマンなどセレクトショップが中心となる。平均価格は25年秋冬が約3万5000円、26年春夏が約3万2000円で、4万円中心のナンガのアパレルを下回るよう設定した。

 デビューとなる25年秋冬は34社の卸先とナンガ直営店(原宿、仙台、名古屋)、オンラインショップで販売する。26年秋冬には海外販売も始める計画で、26年1月にパリで開催される合同展「ウェルカムエディション」に出展する。スタートから3年間は「種まき期間」と位置付け、3~5年後には売り上げ3億~5億円(卸ベース)を目指す。



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