ルックが販売する米レディスブランド「アリス・アンド・オリビア」が好調だ。この１年で売り上げが倍増、既存店売上高も前年比６０％増ペースで推移している。ＥＣサイトの開設やＳＮＳ（交流サイト）の活用などで着実に認知度を高めた。ワンピースを軸に個性の強いブランドとして確立を進め、ファンを増やしている。
昨秋、日本進出２周年を迎えた。昨年１１月末に、直営のＥＣサイトを開設。雑誌媒体への露出やフェイスブックなどＳＮＳの積極的な活用で、戦略的に知名度を上げてきた。地道な施策の積み重ねが実り、客層が拡大。３０～４０代を中心に、昨秋から２０代の客も増えているという。本国では多くのセレブリティーに支持されており、それがブランドに対する憧れを生み、日本での拡販もつながっている。
このほどスターバックスジャパンと取り組んだ協業アイテムの販売でも、想定以上の手応えを得た。用意した限定アイテムは２日で完売。３～７日の想定を上回る勢いで売り切った。
売り上げを支えるのは、主力アイテムのワンピースだ。売り上げ構成の３５％を占め、安定して売れている。エレガントなタイプからデイリーに着られるカジュアルなデザインまで幅広い品揃えと特徴的なデザインが強み。中心価格は５万３０００～６万５０００円。
