青山商事のオーダースーツは“二刀流”接客①

2016/12/24 05:30 更新


 

今春から大手紳士服専門店の青山商事はオーダースーツ市場に参入し、オーダーの「ユニバーサルランゲージ・メジャーズ」を軸にリピーターを増やしています。注目すべきはその接客。若い世代には、気軽にオーダーできるようタブレット端末で仮想試着ができる「バーチャルフィッティングアバターシステム」を活用し、一方、オーダーに慣れた〝玄人顧客〟にはマンツーマンのパーソナルな接客を使い分けています。

 
“分身”で360度チェックできる!

アバターシステムは米国オクシピタル社の3Dカメラの技術を応用し、青山商事グループが開発しました。来店した客の顔を特殊なカメラを搭載したiPadで3D撮影し、画面上の仮想ボディーにプログラミング加工することで「客のアバター(分身)」を作成。360度撮影することで、普段自分では見られない後ろ姿や簡単に着せ替えられるトータルコーディネート、生地の色・柄はもちろん、質感まで画面上で確認できます。

 

青山商事、メジャーズ、画面上で選ぶIMG_6896

 

5モデル28サイズから既製服と同様の美しいシルエットのバランスを崩さずに自分にフィットしたスーツを仕立てられるため、お客にも出来上がりのイメージが想像してもらいやすくなります。既製服でも人気のノーパッド仕様のナポリモデルが売り上げの6割を占めています。

 

青山商事、メジャーズ銀座並木通り本店IMG_6915

 

気軽さがウケてます

アバターシステムは初心者から好評です。とくに「ザ・スーツカンパニー」の新宿本店などでは20代の利用が多く、カップルで楽しむ人も見られます。既製品でサイズが合わない客が予算5万円以内で試しに仕立てるという事例が目立っていて、スペアスラックス付きなど実用的な要望が多いのも特徴。同システムを入り口にすることで敷居の高いイメージのあるオーダーを気軽に体験する人が増えています。



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