千葉県旭市で商業施設による地域のにぎわい創出に向けた取り組みが進んでいる。イオンタウン旭は自身で館内の交流拠点を運営、新たなコミュニティーづくりに寄与している。ショッピングセンターサンモールは新たなテナントを導入し商業集積地の核の役割を取り戻そうとしている。人口動態がもたらす課題が重さを増す地方で商業施設の役割が大きくなっている。
(田村光龍)
「おひさまテラス」に予想以上の利用者
22年4月に開設したイオンタウン旭では、旭市が設置した「おひさまテラス」を、イオンタウンが指定管理者となって運営している。同施設2階の2200平方メートルの空間を屋内公園、コワーキングスペース、料理や工作の設備もあるレンタルスペース、音楽スタジオ、図書館として利用できるオープンスペースなどで構成し、多世代が交流する場としての役割を担っている。