アシックスは、国内のシューズ生産拠点で100%子会社である山陰アシックス工業を「オニツカタイガー」専用の生産拠点にする。26年1月1日付で商号も「オニツカイノベーティブファクトリー」に変更する。アシックススポーツ工学研究所や、24年に開設したミラノデザインセンターとの連携も強化する。
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今後はイノベーション拠点として①人気シリーズ「ニッポンメイド」やフォーマルの「ジ・オニツカ」など高付加価値品の生産拡大や効率化②海外の量産工場では再現が難しい特殊加工品などへの対応③職人の技術継承の体系化④商品会議の開催などグローバル人材が集う場――などに取り組む。
工場の内外装も全面的に刷新。オニツカタイガーの歴史や歴代のエポックなシューズなどを展示するギャラリーも併設する。
同工場の延べ床面積は9830平方メートル。これまでオニツカタイガーや「ランウォーク」などの革靴を生産していた。