【記者の目】売り方を模索する服飾雑貨メーカー ライセンスとオリジナルの2軸で攻める

2025/07/07 14:00 更新有料会員限定NEW!


総合的な売り場提案で、販路の拡大を狙う「キャスキッドソン」(ブルーミング中西)

 服飾雑貨メーカーは、従来のライセンスビジネスに加え、オリジナルの開発やアイテムの拡充で、縮小する売り場の確保、多様化する消費者の購買動向への対応を強めている。人口は減少傾向で、従来の売り場や取引先頼りでは先が見通せない。そこで、強みのアイテムにとどまらない取り組みも目立っており、企業の総合的な魅力を高めている。

売り場ごと新提案

 百貨店を主販路とするメーカーは、閉店や業態転換、大都市店舗の高級志向、平場の縮小や上階への移動など環境は厳しく、対策は急務となっている。ハンカチや傘、帽子、ストールなどのアイテムは、ライセンスビジネスを軸に拡販、消費者や売り場のニーズが高いことも背景にあり、現在でもブランドビジネスは強い。しかし、ライセンスブランドの勢いや施策の変化など「メーカーではどうにもならない」ことも多い。

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