成長するバイオ加工レザー市場 サボテンやリンゴ、キノコ、ブドウなど廃棄物が原料

2022/05/20 06:30 更新有料会員限定


仏の新興スニーカー「モエア」。日本の代理店が「サステナブルファッションエキスポ」に出展し、注目を集めていた

 廃棄されるリンゴやパイナップルの葉、ブドウの搾りかすなどを原料にしたレザー代替、バイオ加工レザーの市場が拡大している。動物愛護から欧米を中心に注目度が高く、スタートアップ企業など製造メーカーが増加、新素材開発が続く。

(高田淳史)

有力ブランド採用

 バイオ加工レザーの市場規模は21年が6億4700万ドルで、今後は年率約6%で成長し、26年には8億6800万ドルになるとの予想(マーケッツアンドマーケッツ調べ)。最大市場は北米で、アジア・太平洋は最も急速に成長している地域だという。用途では全体の半分以上を靴のアッパーなど靴関連が占め、衣料品・アクセサリーも3割以上。

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