阪急うめだ本店の大きいサイズの婦人服の新自主編集売り場「チャビーカーヴィー」のオリジナルブランドで、バーンデストローズジャパンリミテッドが作る「チャビーカーヴィー」は、旬のトレンドを取り入れた商品を企画している。消費者や雑誌モデルの意見も参考に、17~18年秋冬はサイズ感などを修正し、商品の完成度を高める。
同自主編集売り場は、大きいサイズの売り場のリニューアルにともない4月に新設。阪急の担当者によると、従来のLサイズ売り場は30代後半~50代が中心だったが、チャビーカーヴィーは20代を取り込んでいるという。
春夏はビビッドなイエローのフレアスカート(1万7000円)といった今年らしいトレンド商品が売れ、欲しい商品はレギュラーサイズの女性と変わらないと再確認した。バーンデストローズの既存ブランドの柄を応用するなど、企画ノウハウを積極活用していく。
一方、シルエットや丈などパターンは修正の余地が大きい。23号まで対応しているが、生地のずり上がりも考慮し実際に着たときにベストな丈にすることが重要だ。店頭でより多くの客の声を聞き、企画改善に生かす。体形をチャームポイントととらえるムードが広がっていることから、おなか回りを隠すのではなくトップをインするスタイリングも提案する。
17~18年秋冬も刺繍やチュール、チェックなどトレンドを反映した商品を企画した。展示会には雑誌『ラ・ファーファ』のモデルも来場。彼女たちが試着した感想も参考に、発売に向けサイズ感を修正する。最適な価格帯も検討する。
現在は阪急うめだ本店と阪急のECサイトで販売している。Lサイズ商品はECでの購入も多いため、関西以外からも広く取り込みたい考えだ。
17~18年秋冬展示会には雑誌『ラ・ファーファ』のモデルも来場、意見交換した(着用しているのが春夏に売れたカラースカート)